この記事は
「エンジニアになりたいけど英語って必要なのだろうか・・・」
「すでにエンジニアとして活動してるけど、英語勉強したほうがいいのかな・・・」
と悩んでいる方にむけた記事になります。
結論としてはタイトルにもある通り、できた方がいいが必須ではないということです。
私の英語力はTOEICだと850点ほどで、SIerのときには海外出張や国内で英語圏の人たちと開発業務をしていた経験があります。
この記事ではそういった経験を踏まえた上で、エンジニアの方やこれからエンジニアになる方で英語について不安があるという方にむけて私の考えを紹介します。
会社で求められる英語力を知る
あなたは英語ができなくて不安になったことがありますか。私はあります。
しかし、あなたが感じる英語ができないとはどういうことでしょうか。
英語がスラスラ読めないことでしょうか。
ネイティブの会話が理解できないことでしょうか。
私はそうでしたが、必要だと思う英語力を無駄に高く設定して不安ばかり感じていました。
実際に英語を業務で使ってみて、必ずしも高い英語力は必要ということが分かりました。
SIerとして必要だった英語力
私はSIerだったときは社員1万人以上の比較的大きな会社にいました。
そこで働いていた時間の9割くらいは英語を使う機会はほとんどなく、同じ部署の同僚をみても同じ状況でした。
残りの1割で英語を使う機会はありましたが、たまたま部署内で英語ができる方の人間だったので機会をいただくことができただけです。
同僚に話を聞くとTOEIC400点に届かない人も多数いましたが、十分活躍することはできていました。
なぜなら英語が必要なかったからです。
英語が必要になったとしても開発時の不具合調査くらいで、Google翻訳などで十分だったのです。
英語ができないならといって活躍の場がないわけではなく、適材適所で働けるのです。
もちろん外資系企業や楽天などのように社内公用語を英語にしている会社では状況は違います。
しかし、あなたが行きたい会社・行こうとしている会社はそういう企業でしょうか。
すべてのエンジニアには英語が必要ないというつもりはありません。
ただ、すべてのエンジニアに英語が必要というわけではないということを知っておいてください。
英語ができるメリット・デメリット
英語ができるメリット
- 最新の技術情報が取得できる
- ライティング・スピーキングができればより大勢の人たちに向けてアウトプットできる
- 海外出張などの機会が増える可能性が高まる
- etc...
メリットは上げればきりがありませんし、みなさんもすでにご存知かと思います。
私も英語ができる方だったので海外出張にいく機会に恵まれました。
あなたが英語に対してポジティブなイメージを持っているなら勉強することをオススメします。
英語ができるデメリット
- 行きたくなくても海外出張などを命じられる
- 勉強の時間がとられる(習得中の場合)
メリットにあげたことの一つにもありますが、海外出張の機会を得る可能性が高まります。
しかし、これは必ずしもメリットではない人もいるでしょう。
日本を離れたくない人、海外の食事・風土が合わない人・・・そういう人たちにとっては望まない出張を命じられる可能性が出てきてしまいます。
断れる会社であれば良いのですが、そうでない場合は辛いことになります。
学習コストについても無視してはいけません。
ネイティブでもなければ基本的には勉強をして英語を身につけることになると思います。
あなたの時間は有限であり、お金で買うことはできません。
あなたが英語ができるようになるまでの学習時間(計測は難しいので予測)と得られるメリットを天秤にかけ、本当に勉強をする価値があるかを考えてください。
あなたが好きなことの学習に時間を使い、その道で秀でることを選択するのもありです。
英語は英語が得意な人に任せてしまえばいいのです。
楽天が英語公用語化を行ったときに優秀なエンジニアが転職していったという話もあります。技術があれば英語ができなくても道はあるのです。
不得意なことを伸ばすのは悪いことではありませんが、得意なことを伸ばすほうがストレスもなく健全す。
エンジニアにおすすめの勉強法
ここまで記事を読んでいただいて、それでも英語を勉強したいという方にむけておすすめの勉強法をひとつ紹介します。
Udemy
おすすめはUdemyという教えたい人と教わりたい人をマッチングさせるサービスで、IT系だけでなく様々なビジネススキルや楽器など趣味のものまで幅広く動画で学ぶことができます。
講師は日本人だけでなく英語の講師もいるので、こちらのサービスで技術的なコースを英語で受講することをおすすめします。
技術も英語も学べて一石二鳥です!
いきなり英語で受講なんて無理という方もご安心ください。
こちらのサービスでは字幕機能や再生スピード変更機能がありますので、あなたのレベルに合わせてカスタマイズすることができます。
また学ぶ技術が普段利用しているものに近ければ、聞いたことがある単語もよく出てきて分かりやすいです。最初は身近な技術から初めてみることをオススメします。
Udemyでは頻繁にキャンペーンを実施しており、よく90%オフなどで販売されています。定価では高くて買えないという人はキャンペーンを利用してお得に利用しましょう。
利用する上でひとつ注意してほしいことがあって、購入前にかならずプレビュー再生を行ってください。
販売されている各コースではいくつかの動画を無料で閲覧することができます。
講師によってはなまりが強くて聞き取りづらいということがあります。
いくつか確認してみて、ご自身に合いそうなものを選んでみてください。